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乾睦子の玉虫色日記

フランスのホームパーティー

フランスのご家庭に招かれての夕食,いわゆるホームパーティ.都合まだ3回しか経験してない(しかも3回のうち1回は一応私がシェフをやった芋煮会であり,フランス式といっても半端)けど,共通する印象はこれ.

アペリティフでかなり引っ張る

私がいただいたことがあるアペリティフ(食前酒)は,シャンパンか,スパークリングワインを使ったカクテルだった.つまみとしてナッツ類や,日本でいう乾きモノがテーブル上に置かれ,来客達が談笑.坊と嬢はピスタチオを食べまくる.ホスト・ホステスも準備しながら談笑.これでかなーり長時間,たぶん1時間くらいは引っ張る印象がある.

このアペリティフの間に子供達が食事する,という事情もあるわけだけど.でもどちらも先方にもお子様があったし,ホームパーティの場合,子供がいるって別に特殊な事情ではないよね.こういう時間配分で違和感はないんだろうな,と思いながら私は見ていた.

それにね,子供の食事を抜きにしても,やっぱり結構長いなと感じたよ.せっかちな日本人としては落ち着かなくなって「お手伝いしましょうか?」とかなんとか言いにキッチンを覗きに行きたくなるほどには長かった(ちなみに私は日本では一度たりともせっかちと言われたことがない人です).

さて,子供達を子供コーナーに追い出したら,ようやく大人の食事タイム.ここから先は,日本人が想像するところの「会話を楽しみながら食事にゆっくりと時間をかける」というイメージでちょうど合っていると思う.

このメインの食事が始まってからは,ホステス(奥様)はほとんど座りっぱなしで話に加わっていて,皿を下げたり,次の料理を出してきたり,というのはホスト(ご主人)の仕事らしい.

料理2品ほどとお酒を楽しみ,デザートが出てきて,最後に片付け終わる頃に台所を覗くと,ホストが巨大な食器洗浄機のボタンを押している,あるいは既に洗い終わってピカピカの食器が湯気を立てている,ていう進行.

なんか・・・ホームパーティがものっすごい簡単そうに見えてきましたけど・・・

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by inui56 | 2010-01-12 07:43 | 暮らし

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